川沿いに住んでる身としてはオープニングでのリアルすぎる怪物登場シーンがめちゃくちゃ怖くて今でも少しトラウマになっている。
倉庫の中に逃げ込んだ人たちが襲われ、入らなかった人は助かったり、
怪物の体液を浴びたり触れてしまったりしたら大がかりな治療を受けることになる、
など設定もよく練られており、細かい描写には説得力もあるのがこの作品をさらに凄いものにしている。
怪物が持っていると思われるウイルスによってマスク社会になるのはまさに現状を予知しているかのよう。
他にも構成としては弱者的立場の主人公が成長していく姿とその家族が怪物にさらわれた自分たちの大切な娘を助けるために協力しあって絆を強めていくストーリーにも惹き込まれ、
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない結末をむかえたのも強く印象に残っていた。
それにしても当時はポンジュノ監督が自身の作品でアカデミー賞作品賞などに輝くとは思ってもいなかったですな。