思ってたんと違う!から面白いよね映画って。怒るんじゃなくて楽しむんだよそこは。
ブロンソンが悪党を殺していくんだろうなと思っててその通りだったんだよね。でも違うんだよ。思ってたんと違うの。
妻と娘がチンピラに襲われてから、その復讐心から夜な夜な街を徘徊しては街のチンピラを誘うように仕向け罠にかかったら殺すを繰り返す様になる。最初はゲボ吐いてたのにテレビに取り上げられ犯罪率は低下し“幻の狩人”として持ち上げられ、人殺しに快感を覚え取り憑かれる様になっていく。結局どうでも良くなっていくんだよ犯人とか。精神が病んだ娘もほぼ人任せにしちゃうし。警察にバレても人殺しやりたいし。狂ってんだよもう。
こんな映画だったなんて。シリーズ化されてるからB級のイメージしかなかったけど、これシリーズ化されてなかったから『タクシードライバー』ぐらい輝いてたんじゃないかな。笑
ハッキリ言って内容は褒められるようなもんじゃないと思う。これが当時も肯定的に捉えられたのは全く賛同しないし、今なら痴漢を逮捕するYouTuberみたいなのいるけど、それを面白がってる奴らと変わらない。しかしながら!この映画は好きと言わざるを得ない。