今日も喉が痛い

テンションの今日も喉が痛いのレビュー・感想・評価

テンション(1949年製作の映画)
4.0
“テンション”という言葉は日本では気分が高揚した場面で良く使われるが、英語になると不安だとか緊張だとか全く違う意味になる。なぜそうなったかは分からないが、日本には“緊張”という言葉が既にありテンションが輸入された際に棲み分けが行われたのかもしれません。と最近イーロンマスクの悪口を言ってくれる仲良しのGROK君が言ってました。

冒頭、警察の男が視聴者に向かって犯人をどうやって解決するかの説明をします。ゴムを手に持ち引っ張ったり緩めたりしながら「調子に乗らせたり弱みを突いたり優しくしたり冷たくしたり、揺さぶると張っていたゴムが弾ける瞬間が来る」とゴムをパチンと弾くとデカデカとタイトル“tension”の文字がデーン!とこちらのテンションを上げてくれます。

眼鏡を外しコンタクトにして別人になろうとするっていうのは今聞くとアホっぽいけど、おそらくコンタクトレンズが出始めた時期の映画で取り入れたんだろうなと思うと許せるじゃん。
予想してなかった方向に話が転がり、あれこれどうすんの?と思ったらまさかの!という主人公と一緒にビックリしてしもた。

時代が時代なので、なかなか捜査は強引ではあるけどもその辺はご愛嬌。全てはtensionさせるため。