ユースケ

ロボゲイシャのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

ロボゲイシャ(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

ロボゲイシャ・春日ヨシエ(木口亜矢)は改造人間である。彼女を改造した影野製鉄は芸者暗殺団・裏ゲイシャを組織し、日本征服を企む悪の秘密結社である。ロボゲイシャは人間の自由の為に影野製鉄と戦うのだ。

芸者の中から天狗が飛び出し、女子高生が侍(の格好をしたヤクザ)を暗殺し、巨大城型ロボットが富士山を登頂する本作は、【片腕マシンガール】同様、世界の求める日本の姿を見せようとする井口昇監督のサービス精神溢れる一本。

志垣太郎と斎藤工が謝罪しながら肩に仕込んだマシンガンを乱射する地獄の謝罪、木口亜矢と亜紗美と泉カイが「恥ずかしい」を連呼しながら尻刀をフリフリする尻刀チャンバラ、リー・リンチェイ(ジェット・リー)主演の【少林寺】やジミー・ウォング主演の【吼えろ!ドラゴン 起て!ジャガー】を思わせる裏ゲイシャの訓練シーンなど、悪ノリとしか思えない演出がテンコ盛り。

とにかく、悪役を嬉々として演じる斉藤工の悪ノリ演技が素晴らしい。
胸に般若の刺青を入れた半裸姿で登場し、巨大城型ロボットとシンクロしてロボットダンスを披露し、フルボッコにされてゲロと鼻血を垂れ流すラストバトルは必見。 「これ辛いわー!」のセリフからは喜びが溢れ出しています。

更に、天狗の面をブラにした下着姿で天軍を演じた亜紗美と泉カイをはじめ、弾き語るデモ田中、ゲロまみれの岸健太郎、パンチラに見惚れる島津健太郎など、井口昇組俳優陣による歌舞伎演技も見逃せません。

ちなみに、ドジっ子の木口亜矢よりもツンデレの長谷部瞳が好きです。でも、ポールダンサーの泉カイの方がもっと好きです。