このレビューはネタバレを含みます
仕事にストイックなケイトに対して、楽しみながら仕事をしているニックの反対の二人が結ばれるのはあるが、この映画の重要な部分はそこではなく親をなくして育てることになったケイトの母としての葛藤も見えるところだと思う。二人の恋愛ではなく、姉を失くす傷心した心に追い討ちをかけるような店の変化であったり環境の変化に慣れないながらそこに恋愛が入ってきてどうしても時間がなくなると思うようなところが反対に余裕が出てくるところが恋愛というものが互いを補い合うものだと感じさせるもの。最終的にニックの言った通りにあの厨房は一部でしかなく新たに店を開くことになっていた。人生を厨房で表現したような映画。