メイマーツインズ

幸せのレシピのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

幸せのレシピ(2007年製作の映画)
4.2
《人生には、さじ加減を》

”食〟の映画、第五弾は、NYマンハッタンを舞台にした高級フレンチを。
Netflixにて再鑑賞。


ドイツ映画”マーサの幸せレシピ〟のリメイクだけど、オリジナルよりも洗練され、違う魅力を感じる作品になっている。


ケイト(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は”仕事が恋人〟的な完璧主義者の人気シェフ。
姉が交通事故で突然他界。姉の1人娘であるゾーイを育てることに。
彼女の悪戦苦闘が始まる…

キャサリン・ゼタ=ジョーンズにピッタリのハマり役で、彼女自身を投影しているように思えてしまう。
ケイトの同僚ニックを演じるアーロン・エッカート。
”ダークナイト〟のハービー・デントの彼も良かったけど、自分的には本作が彼のベスト作品。
彼がキャサリン・ゼタ=ジョーンズをより引き立たせる最高のバターのようで、作品の味付けには欠かせない存在となっている。

料理店の厨房の裏側も描かれていて職場ドラマとしても秀逸。
フレンチだけではなくイタリアンも楽しめる、”食〟映画としてはとても贅沢な作品。
江口洋介主演のドラマ”dinner〟がまた観たくなるなぁ〜。

ケイトとニック、2人がティラミスを食べるシーンがとても官能的で…
ティラミスの語源が”私を元気づけて〟って…、素敵すぎません?

日頃、頑張りすぎている人に贈りたい、ほんのり甘くてちょっとビターなハートフル・ロマンスの逸品。
硬くなった心を溶かしてくれますよ〜🤗