メイマーツインズ

デッドゾーンのメイマーツインズのレビュー・感想・評価

デッドゾーン(1983年製作の映画)
4.2
【名作を観ようシリーズNo.131】

鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督のSFサスペンス。
彼の作品の中では”イースタン・プロミス〟の次に気に入っていてソフト所有しているほど。
久々の再鑑賞。


デヴィッド・クローネンバーグ監督作品に最初に触れたのはテレビで観た”ザ・フライ〟。
それから”ビデオドローム〟”裸のランチ〟といった作品もカルト人気があるというので観たけど😳な感じで…
そんな彼の初期作品の中で印象深いのが本作”デッドゾーン〟。
主人公を演じる若きクリストファー・ウォーケンがミステリアスな雰囲気で好演。
クローネンバーグ監督の独特な冷たい空気感にマッチしている。

壮絶な事故で生死を彷徨い五年の昏睡状態から目覚めた男は、相手に触れるだけで未来を感じとることができる予知能力を身につけていた。
その能力があるゆえに使命を背負い、葛藤に苦しむ主人公の姿が切ない…

あなたは世界を救うためなら、若かりし頃の青年ヒトラーを躊躇なく殺せますか?

スティーブン・キング原作で後にドラマ化されただけあって内容が深く、観る者の理性を揺さぶってくる傑作です。