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Queen at Sea(原題)
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『Queen at Sea(原題)』に投稿された感想・評価

[認知症と性的同意能力について] 70点

2026年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。ランス・ハマー、18年ぶりの長編二作目。ある日、アマンダが実家に帰ると、両親がセックスしてる現場を目撃する。認知症の母親レスリーには性的同意能力がないため、何度も止めるように言っていたのだが、継父マーティンは"性行為が認知症に良い"というネット情報を鵜吞みにして頑なに譲らないのだ。遂に堪忍袋の緒が切れたアマンダは警察に通報する。警察、医師、ソーシャルワーカーの機械的な乱入によって、状況は家族の制御可能な範囲を軽々超えていき…云々。本作品が一般的な教訓物語から離れているのは、偏にマーティンの存在にある。レスリーの介護や彼女への愛に関してはアマンダも同意し感謝しているところではあるが、セックスの件だけはお互いに譲れない。長い時間を共に過ごしてきたから妻の求めていることが分かるというマーティンと、認知症によって過去のレスリーとは違う状態になっているとするアマンダはすれ違い続ける。しかし、自分が何を経験しているのかほぼ理解できず、マーティンと離れ離れになることに怯えているレスリーの姿を見ると、アマンダはすぐに後悔することになる。果たして自分の行いが正しかったのか?と。同時に、システマチックな医療制度の欠陥も浮き彫りになる。機械的な身体検査と心理検査、全員を監督することなど到底できそうにない介護施設。そして結局、負担は家族の下に戻ってくる。そして、それはアマンダだけでは支えきれない。そんなアマンダとマーティンの絶妙な距離感(どの時点で継父になったか不明だがそこも影響しているだろう)は、人物を画面下半分にフレーミングした映像にも反映されている。明らかに物理的な距離が近い場面でも、上半分に広がる荒涼としてた空間によって、二人の絶望的な距離感と、それでも協力しないと問題が解決しないという使命感がせめぎ合っているような感覚に陥るのだ。

父娘の逡巡の裏で、アマンダの一人娘サラの物語が展開される。老母にかかりきりで不在がちになったアマンダを尻目に、若い同級生との何気ない瞬間や恋人との甘い瞬間を謳歌しているのだ。そして、冒頭にアマンダが目撃した両親のセックスと対照的なエンディングにて、不可逆な点まで追い込まれていることも知らずに、晴れやかな笑顔を見せる。ちょっと安直な気もするが、彼女の挿話がないとギャスパー・ノエ『VORTEX ヴォルテックス』くらい救えない映画になるので、バランスは取れていると思われる。
ベルリン国際映画祭にて。

これは重くてキツかったな…(誉め)
認知症状態での性的合意はあるのかから始まり、老々介護の現実も突きつける。
「Vortex」みたいになるのではないかと思ったが、あそこまで救いがないわけではなく、でも別の方向で衝撃的だった。

認知症には体のふれあいや欲求に応えることが大切だと言う義父マーティン、それをよく思わない娘アマンダ(ジュリエット・ビノシュ)。
アマンダはたまに帰ってくるだけのようで義父との関係が良好には見えないのもあるが、母レスリーの介護についての考え方が異なっていることもあり、よく口論をする。

でもアマンダにとってマーティンは義父であることだけでなく、レスリーを愛して毎日介護してくれる存在なので複雑な心境、カッとして警察を呼んでも後々後悔したりする。

複雑で緊張した状況が続き、認知症と深い愛がもたらした結末に唖然とし言葉を失う。
3.4
 ランス・ハマー久々の長編は、やはりベルリン国際映画祭で公開。
 『Ballast(1908)』以来、18年ぶりかな。イギリス・アメリカ合同。

 ジュリエット・ビノシュが主人公を熱演。
 ベルリン国際映画祭でふたつ銀熊賞得たが、作品部門(審査員賞)と、助演部門だった。
 ハマー監督と、認知症が進む主人公の母レスリーを演じたアンナ・コールダー=マーシャルと、その再婚夫役のトム・コートネイが銀熊を受け取っている。

 認知症の母と再婚相手の継父の性交場面に遭遇し、虐待通報するというショッキングな導入に対し、認知症介護の現実を描く中盤が圧巻。
 画面上方にとられた大きな空間が、どう対処すれば良いのかという問いや対立を吸い込んでいく。
 自立とは。愛情とは。本能をどう扱うか。介護と保護の境界とは。これらの意味を問う傑作。

 主人公の娘役にフローレス・ハント、彼女の屈託のない演技も見どころ。きっとブレイクするよねこの女優も。

 これは単館で日本にも来るだろうな。