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Dust(原題)
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『Dust(原題)』に投稿された感想・評価

Omizu
2.0
【第76回ベルリン映画祭 コンペティション部門出品】
アンケ・ブロンデ監督の長編二作目。ベルリン映画祭コンペに出品された。

うーん、なんだか中途半端だった。政治劇としては一本調子でスリルがなく、凡庸な人間ドラマに終始してしまっているのが残念。

ベルギーという土地柄もあまり意味を持たず、よくある政治スリラーに収まってしまっているのがもったいない。

特に印象に残るシーンもなく、とにかく凡庸。それに尽きる。もう少し捻った脚本でもよかったし、インパクトのあるシーンをつくってもよかった。

堅実な映画ではあるが、イマイチ特出したものがない残念な作品。
[ベルギー版"ブラックベリー"の末路] 40点

2026年ベルリン映画祭コンペ部門選出作品。Anke Blondé長編二作目。1999年春、画期的な音声出入力システムの開発でIT業界のトップに躍り出たリュックとヘールト。しかし、彼らのペーパーカンパニー網が暴露されることになり、緊急取締役会が召集された。期限は36時間、月曜の朝9時に会社に再集合すれば、警察が穏便に逮捕してくれるということになっていた。技術畑出身のリュックはこれらの事態を恥じており、ウジウジしながら妻の名前がある証拠書類を隠滅しようと奔走する一方で、カリスマ営業マンのヘールトは運転手兼愛人と最後の時間を過ごす云々。技術屋と営業マンというちぐはぐなコンビは、マット・ジョンソン『ブラックベリー』の二人にも似ていた。彼らは第二部で犯罪まがいの空手形を切ったことで第三部で逮捕されていたが、そのどこかの時間が本作品と同じ時間が流れていたのかもしれない。途中から株を保有する近しい知り合いや家族への最後の挨拶回りみたいなのをやり始めて、バス・ドゥヴォス『ゴースト・トロピック』の逆バージョンのような、意味分からんエモーショナルな時間が流れるのだが、こいつら犯罪者だろ!エモがる前に反省しろ!となるなど。犯罪者が最後の悪あがきを通して一旦逮捕まで行って大丈夫か…となる程度まで心が落ち着く話というのは初めてだったが、後追いはしなくて大丈夫です。
ベルリン国際映画祭にて。

テック業界のスタートアップ企業で注目を浴びつつある二人がポンジスキームとそれに関連する犯罪が発覚し転落していく数日間の話。
「ゴールドマン裁判」がキョーレツに印象に残っているアリエ・ワルトアルテ主演。
クライムドラマでありながら、その犯罪の内容は描かれず、それが発覚してから二人が「終わる」までを描いているので、題材は面白いけど地味だった。

似た映画だと汚職政治家の悪行発覚後を描くロドリゴ・ソロゴイェン監督の「The Realm」がジェットコースター的で面白かった。

本作では二人はすでに犯罪が公になるのも時間の問題で、その間に悪あがきをするわけでもなく、ひたすらストレスに潰されるような状況が続く。
一方は自殺が頭をよぎったりするが、もう一方は表面上は強がって見せる。
対照的な二人、自業自得だが、メンタルが強靭か異常ではない限り、きっと多くの犯罪者ってこんな感じなのかもね…と思えるリアリティは感じるかもしれない。

ちゃんと落ち着くところに落ち着くし、変にドラマチックにしたりせず、これはこれでいいのかもしれないけど、映画としては地味すぎる印象。
ずっと淡々としていたのにラストだけなぜが感情を煽るようなスローなシーンにしたのはなんだったんだろう…

アリエ・ワルトアルテ、ご本人見たがあまりに映画のイメージと違いすぎてびっくりした。俳優ってやっぱすごいね(と思うがプロだから当たり前か)