ドラマ版を観ていなくても十分リンチワールドを楽しめる作品です。
物語はローラが殺される一年前、テレサ・バンクスが殺害される事件から始まります。
前半はテレサ・バンクス殺人事件を担当する二人のFBI捜査官のやりとり。
若い頃のキーファー・サザーランドがオトボケでいい味出してます。
赤い服の胸元に青いバラを付けた女性が顔をしわくちゃにしてクネクネと踊っています。
どうやら何かの事件の鍵を握るようなのですがよくわかりません。
新作のドラマ版で頻繁に出てくる『ブルーローズ』に関連しているのでしょうか?
あとはお馴染みのゴードンにクーパーに、ハリーディーンスタントン演じるカール、失踪中の捜査官役にデヴィッド・ボウイと豪華なキャスティングです。
そして、テレサ事件から一年後のツインピークスでローラ・パーマーが殺害される謎解きが展開します。
学校の人気者で優等生のローラの表と裏、心の闇が描かれています。
公開当時はブーイングが起こった駄作とされていましたが、全然そんなことなく楽しめました。
ローラは死後、ブラックロッジで泣いています。
でも、泣きながら笑っています。
生前の苦悩から解放されたということでしょうか?
とても印象的なラストでした。