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ゴッドファーザーのTwinYorksのネタバレレビュー・内容・結末

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

1週間くらい小分けにして見たものだから 、途中で誰が誰だかわからなくなって参りつつ・・・。
マフィア・ヤクザ映画は好きじゃないから敬遠していたが、やっぱり人が死ぬわ死ぬわ、オシッコしてる間に殺す、試運転していたら爆殺されるなどなど、殺し方それぞれにアッとなる工夫があるのはいいんだけど、血しぶきの出方なんかがすごくリアル。それぞれに分かりやすい個性があり、特に マーロン・ブランドの重しのような存在感 や、新たなドンとなったアルパチーノの若い気迫も画面越しに伝わり、マフィアではあるけど人間の生き様の一端を描き切る意味では、映画史に残る作品となった理由はわかる気がする。

ーSTORYー
1940年代のアメリカ、ニューヨークには五大マフィアがあり、その中のひとつイタリア系移民であるコルレオーネ一家を描く。家長ヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド)は、シチリアから移住して一代でファミリーを築き上げたマフィアのドン。彼は政治家などともパイプを持つ強みがあるが、新たな麻薬ビジネスを持ちかけられ断ったことから始まる対立から暗殺未遂に遭い、引退を決意する。
当初、家業と距離を置きカタギだった次男マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)は、父への襲撃を機に一家の復讐に身を投じ、ヴィトーからファミリーの 取り仕切りを委ねられ、冷酷な指導者へと変貌していく。彼は五大ファミリーのボスたちを皆殺しにし、義兄カルロ(ジャンニ・ルッソ)が長男ソニー(ジェームズ・カーン)の暗殺に関与していたことを突き止めると、その罪を問い粛清する。
ラストシーンで妹コニーからカルロを殺したか問われ「いいや」と答えるマイケルだが、幹部たちがやってきてマイケルに「ドン」と呼びかけ抱擁する。コニーが見つめる扉は閉められる。「俺のやることに口出しをするな」という マイケルの姿勢が象徴的に見える ラストシーン。
そしてマイケルは新たな「ゴッドファーザー」として君臨する。

■作品情報
監督はフランシス・フォード・コッポラ。マリオ・プーゾの同名小説を原作とし、1972年に公開された。映画はアメリカ国内で1億3,000万ドル以上を記録し、当時の歴代興行収入トップを更新する大ヒットを達成した。アカデミー賞では作品賞、主演男優賞(マーロン・ブランド)、脚色賞を受賞。
コッポラ自身は「座って会話しているばかりの退屈な映画だ。ヒットすることはないだろう」と言っていたらしい。
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