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ゴッドファーザーのfumiyannのレビュー・感想・評価

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)
4.7
素晴らしい作品に対してよく「記憶を消してもう一度見たい」って言うけど、この映画は“記憶を消さず”に何度も何度も見たい作品。
見れば見るほど登場人物に対して理解が深まって面白くなっていく。
映像自体がシーン、シーンでそれぞれ絵画的に完成しているのもその一因に。

以下、備忘録としてのメモなので、拙い表現申し訳ないです。

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・最初のビトの肩越しから引きの撮り方。手の動かし方
・馬の報復→カメラワークが上手い。
・弁護士トムヘイゲンの表情行動に注目(ドンのみを案じてあるが、養子で、シシリア人でもないから、一歩引いた所で見ている)→気遣ってて面白い
・ビジネスで人を殺しなさい。私欲で人を殺すな。ビジネスを使って私欲を達成するのがマイケル
・トイレに行く前とトイレから出た後のマイケルの目が違う(タイミングを見計らってることしか考えてない目)→これは行きの車の方が目つきはやばかった
・撃つ前の電車の音。ソロッツォは上を向き、マクラスキー警部は倒れる演出
・同時多発殺害演出
・マイケルは殺す手順を踏む。殺すのが妥当だというしっかりとした判断の元、殺す→ドンの器がある。
・ラストシーン。ケイはマイケルが嘘をついていたとしてもそれを信じることにしたのではないか。自分を愛しているということだから。
・最後ドアが閉まるのは、今後マイケルの知ることを許された部分だけしか見れないという意味
・食事のシーンがひとつのキーポイント
・ケイがマイケルから家族のことを聞いた時の反応、ドン引きで面白い(笑)
・ビト(マーロンブラント)の声 メリハリ良い
・トム「悪い知らせは早く報告したい」のセリフ(ウォルツへ)
・ケイがビトの襲撃を新聞で知るシーン。ワゴンを越えて顔色が変わってるのがめちゃくちゃ良い
・レストラン行きの車のシーンアングルがいい
→急ターンはなぜ
・レストランルイズのシーンはカメラアングルの切り替わりが好き
・アポロニアが爆発
・ビトが亡くなるシーン 子役も良い動きする
・同時多発殺害(オルガンと祈りの言葉に合わせて人がどんどん死んでいく)
・テシオとトムの落ち着いたやり取りトムの表情
・カルロの最後
・「殺してない」と言われた後のケイ(嘘でも愛してくれることを安心している。)
→・扉が閉まるシーン
・ビトがジョニーに叱るシーン。今思えば作中でビトが唯一声荒げた所
・ジョニーを送り出した後にビトが「はぁ」とため息をつく所。
・ビトの撃たれた時の倒れ方
・ポーリが来る所のソニーが怖い
・クレメンザがマイケルにパスタの作り方を教えるシーン。
・パン屋のエンツォタバコなかなか火がつかないシーン
・ソニーが撃たれる時一回車から出てくる所
・なぜトムを相談役から下ろしたのか?
・マイケルが2人を殺すと言った時、クレメンザが笑うそれを見てソニーが笑うテシオが笑うトムが首を横に振ってなんとも言えない柔かな表情をするような一連の順番。
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