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西部の男のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

西部の男(1940年製作の映画)
3.5
ウィリアム・ワイラー監督、ゲイリー・クーパー主演の正統派西部劇。
撮影はグレッド・トーランド、
音楽はディミトリ・ティオムキン。
原題:The Westerner

南北戦争後の1880年代のテキサス。
牛追いの天国だったこの土地へ、新天地を求める農民が移住して来るようになり、両者の間に争いが絶えない頃。
フォートデイビスで、実権を握るロイ・ビーン(自称)判事(ウォルター・ブレナン)は、牛追いの後盾として、法廷を兼ねた自身の酒場で、農民たちを強引に有罪にして縛り首にしていた。
馬泥棒の容疑で捕えられたコール(ゲイリー・クーパー)は、ロイ・ビーンが女優リリー・ラングトリー(リリアン・ボンド)に憧れを抱いているのを知ると、"リリーの髪の毛"を持っていると偽って、髪を欲しがるロイ・ビーンに死刑判決を保留させる。
農民マシューズ老人の娘ジェーン=エレン(ドリス・ダヴェンポート)の世話になったコールは、牛追いと農民の仲裁を図ろうとするが、感謝祭の当日、ロイ・ビーンが牛追いを率いて農場に焼き打をかけたため、副保安官となって対決する。

「どんな問題にも、常に二つの立場がある」
「君の容姿はそこそこだ。でも、髪の毛はとてもきれいだ。少しもらえないかな。
……嫌よ」
「町の名をリリー・ラングトリーと改める。町を女に捧げるのは、俺が初めてだ」
「ここは約束の土地だ」
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