瀬口航平

クローサーの瀬口航平のネタバレレビュー・内容・結末

クローサー(2004年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

ずいぶん前に観て、久しぶりに観直した。
前回観たときよりめっちゃ面白く観れた!

恋愛とか家族ものって、非合理的な感情が産まれやすくて、だからこそ面白い物語になるんだな、と思った。
頭では言っちゃいけない、しちゃいけないとわかってる、わかっているのにやってしまう、ということのオンパレード。
どこからやってきたのかわからない衝動(本来は過去に何かあったからこんなことしてしまってるんだろうけど、そこは想像するしかない)に突き動かされて、極端に行動を推し進めていく人間の愚かさ。
あと、恋愛ものは駆け引きも多いから、芝居としては濃密なものになって面白い。現実だとめんどくせえけど。
突然行動が起きる感じもある。ダンが急に、こっちへ、と言うとこから二人がキスするとか。その辺はドラマティックよね。

男も女も、あー、こんな人たちいるなあ、とか、こんな会話してるよなあこういう人たち、とかなんかあるあるで観てた。医師だったりフォトグラファーだったり女慣れしてたりどことなく社会的ステータス高めな人たちだったけど、みんな幸せではなさそうだった
ただドロドロしてるだけでなく、セックスサイトのやり取りや、その後の勘違いの出会いのシーンなど、笑えるシーンもあって良かった。ダンが無表情でキーボード叩いてるとこ笑うわ。

アリスが、本名を愛するダンに話してなかったとこや、でもラリーにはクラブで本名伝えてたとことか、アリスの内面がとても面白い。謎めいてる。
ここがわからない、、今度舞台観るから答え合わせできるかな
瀬口航平

瀬口航平