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モンテーニュ通りのカフェのcandydandy2507のレビュー・感想・評価

モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)
3.0
原題は「Fauteuils d’orchestre」。劇場の最前列ほどの意味か。近すぎると全体が見えない。「灯台もと暗し」とでも訳した方がいいのかも。これから舞台を控えた癖のある中年女優、若い娘を愛人にしている成り上がりの美術品コレクター、自らのあまりに高尚で芸術的な活動に見切りをつけたいと思っているピアニスト。それぞれの人生が交差するモンテーニュ通りのカフェにウェイトレスの見習いで入った田舎娘のジェシカ。何をするわけでもないのだが、そよ風のように人々の間を駆け抜けていくうちに、それぞれの悶着も次第に収まっていく様子。後味は悪くないのだが、あっさりしすぎか。
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