
『拝啓アシタ DEAR TOMORROW』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
「ああ、今日も目が覚めてしまった」毎朝そうつぶやきながら目を開けるマサト。 「もう死ぬしかない」と日記に書きつけながら、誰にも打ち明けられずにいるショウコ。 “孤独”の問題は静かに、しかし確実に現代社会を蝕んでいる。日本人の約4割が孤独を感じ、社会的パンデミックとも呼ばれる。3700万人が暮らす東京首都圏でさえ、誰にも気づかれないまま孤独の淵に立つ人々がいる。本作は、そんな見えない危機に向き合う日本の今を、長年日本を見つめ続けるデンマーク人のシュローダー監督が、誰もが抱える人や社会と「つながりたい」という切実な願いを通して描いたドキュメンタリーである。 世界で2番目に孤独・孤立担当大臣を設置した日本。その最前線で、24時間365日対応の匿名チャット相談窓口を運営する「あなたのいばしょ」では、ボランティアたちが1日1,000件以上の「つらくてたまらない」「もう消えてしまいたい」といった悲痛な声に寄りそっている。そんなチャット相談窓口に支えられながら「家に待ってくれる存在がいれば、きっと寂しくない」とフクロウを飼い始めたマサトは、寺の住職へ胸の内を打ち明けてみる。同じくチャット相談に背中を押され、学生時代の友人と再会を果たした音楽好きなショウコは、長らく遠ざかっていたステージに再び立つことを夢見る。それぞれの痛みを抱えながら、それでも人とのつながりを求める二人は孤独の闇の先に光を見出せるのか──。
©Kaspar Astrup Schröder / Good Company Pictures