腎臓売買女

ビー・デビルの腎臓売買女のネタバレレビュー・内容・結末

ビー・デビル(2010年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

男尊女卑のクソ田舎で誰も自分の味方が居ない島でボンナムは一生懸命よく頑張ったねと言ってあげたい。ヨニも間違った環境で育ってきてるから、性虐待を受けてるのに「愛されてる」と言い張る、苦しい。

序盤の報復を恐れるのは分かるが、無島で殴る蹴るされてるボンナムが「ソウルに行きたい」というのはなんとなく察せるだろうし、マニキュアまみれでやってきて「娘が襲われた」と泣く母親に「そこまでして嘘つくの?」と追い討ちかけるシーンや察する事は出来るから、もう少し寄り添えないか?
そりゃ「あんたは親切じゃないから」って暴走モードのボンナムが殺そうとするのも無理ないよ、なあに、とぼけてるんだか。

前半胸糞展開から後半の復讐でスッキリはするんだけど、脚本が荒い上に(ミランはどこに行ったんだ?)スプラッターが弱い気がするが、前半が胸糞すぎるからか?

だが、ボンナム役の方の演技が抜群に素晴らしかった。

ビーデビルのパンフレットを読んだ方のブログより、監督が「我々も主人公と同じように傍観者になってないか?」という問いも含めて、あの主人公を立てたそうです。
腎臓売買女

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