とこ

青の炎のとこのネタバレレビュー・内容・結末

青の炎(2003年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

こんなにも切ない気持ちになったのは、初めてかもしれない。
ただ幸せな家族を守りたかっただけなのに、
失ったものが多すぎる。
もう1人の架空の自分を作ったり、薬を買ったり、法医学の本を読んだり、
ここまでして殺したかったんだ、秀一は
でも殺してからやっぱりなんか心に穴が空いてる感じがする。
紀子に人を殺したって言った時、なんであんなに紀子は冷静だったのか、
全然分からない。
もしかしたら紀子は気付いてたのかもしれない、秀一が曾根を殺したってこと。
曾根が病死って聞いた後、秀一すっごい嬉しそうだった。
やっと死んだから? 殺したってバレなかったから?
妹が襲われた時、金属バットを掲げるだけで抵抗できてなかったのに
よく殺せたよね
それだけ意思が強かったってことだと思う。
なのに、殺せたはずなのに、
なんか浮かない感じだった
この時の秀一の気持ちを理解するには、結構時間がかかりそうだなって思う。
最後の
本当に最後の行ってきます。
切なくて苦しくて、悲しくなった。
一回言った後に立ち止まって、
あれはきっと最後になるから、もう一度改めて言いたかったんじゃないのかなって思う。
妹に、目を合わせて
大切な妹に
後悔しないように、
まさかその行ってきますが天国へ、
いや、地獄への行ってきますだとは誰も思っちゃいないだろうけど。
紀子にも最後会えたね
全部やり切ってから
死んだんだ
とこ

とこ