📀音楽・ドキュメンタリー
監督・脚本:佐藤信
1983年12月の解散ライブ映像と、「少年と女」をテーマにしたメンバーそれぞれのイメージドラマで構成されたYMO散開記念映画。
昭和駅に降り立った一人の少年。彼は寂れた町中にYMOのポスターを貼っていく。突如、少年の行く手をさえぎる高い塀。少年は壁の穴から向こうを覗くと、荒涼とした冬の海岸に第三帝国時代の議事堂を思わせる巨大なステージがそびえ立っている。夜の闇に包まれたステージに立った少年は、YMO散開コンサートの幻を見る。
80年代にテクノ・ブームを起こした“YMO”。
彼らが6年の活動に終止符を打ったラストコンサートツアー“散開“の模様を軸に、追加映像を加えたドキュメンタリー。
「イエロー・マジック・オーケストラ」の3人、細野晴臣、高橋幸宏、坂本龍一のライブの模様を撮った映像を中心に展開。
一人の少年と女の織りなすドラマにライヴ楽曲を重ねた構成。
女性と少年のナレーションを除き、出演者全員セリフがない。
「イエロー・マジック・オーケストラ」、本当に大好き!
教授こと坂本龍一さんは尊敬している音楽家の一人。
でも一番好きなのは、高橋幸宏さんだったりします。
代表曲の「Rydeen」は、もちろん大好きだし素晴らしいけど、「以心電信」の歌詞を聴くと、“今日も一日頑張ろう”って気持ちになる。あと「CUE」も好き。幸宏さんの歌声もいい。
もちろん、「スネークマン・ショー」も大好き。
特に、「急いで口で吸え!」のアルバムが特にお気に入り。
YMOの影響で、シンセサイザー好きになったあたしは、その手の音楽も好きになったりして聴きまくってました。
クラフトワーク、トーマス・ドルビー(初期の)、ヒューマン・リーグ、ダフト・パンクや、エッフェル65等など。
DVDやBlu-rayの数に比べたらたいしたことないけど、もうCDの置き場所がなくて本当に困ってます(笑)
・・・レビューというか、思い出の話がズレてしまった。
ライブ映像ともドキュメンタリー・ドラマともいえないような、独特で不思議でお洒落な仕上がりになっている。
ラスト、ライブセットを燃やす。何だか切ない気持ちに。
日本の宝というべき3人の、大変貴重な映像だなと思いました。