このレビューはネタバレを含みます
宇宙で最強の力、それはグリーンの意志の力。全宇宙からグリーンの意志の力を帯びたパワーリングによって選ばれた3600人の恐れを知らぬ者たち。彼らはこう呼ばれたグリーン・ランタンと…
ほとんどクリーチャーにしか見えないイロモノ軍団の中にたったひとりの地球人。ダサい緑の全身タイツに身を包み、先輩方からの差別やかわいがりに耐る健気なグリーン・ランタンに恐怖を克服する力=勇気を見た。
マーベル・コミックの実写映画【ブレイド3】と【ウルヴァリン: X-MEN ZERO】に出演していたアメコミ野郎ライアン・レイノルズがマーベル・コミックを裏切りDCコミックスのヒーローを熱演するも、キャラクターの魅力が伝わらない緊張感に欠けるシナリオで大コケ確定。想像したものを作り出す具現化系能力もラスボスの強さも中途半端だし、何よりも3599人も仲間がいるのにチームプレイを見せないで孤独にひとりで戦うラストバトルが意味不明。監督を務めたマーティン・キャンベルのキャリアもこれにて終了。これは裏切られたマーベル・コミックの呪いです。
とりあえず、目の周りだけのマスクだけでは正体が簡単にバレるぞグリーン・ランタン。できるもんなら続編を作る勇気を見せてくれ。