ユースケ

パルスのユースケのネタバレレビュー・内容・結末

パルス(2006年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

黒沢清の【回路】をハリウッドがリメイクした本作は、電波に乗ってやって来る麿赤兒みたいな半裸のおっさんがハリポのディメンターみたいに襲ってくる若者向けのゾンビ映画。

オリジナルの恐怖演出の表面をなぞっただけの薄っぺらい恐怖演出の数々に失笑。オリジナルではトラウマ級に怖かった女性の幽霊が近付いて来るシーンも唐突で溜めも無く全く怖くありません。ストーリーも脚本に【エルム街の悪夢】や【スクリーム】を作り出したウェス・クレイヴン が参加しているとは思えない出来。いつでも襲って来れるのに襲って来なかったり、目を瞑れば攻撃されなかったり、物理で攻撃してきたり、終盤の適当っぷりが凄い。

みどころは、ダイナーで世界の終わりを語るおじさん役で【チャイルド・プレイ】でチャッキーを演じたブラッド・ドゥーリフが出演していたところくらい。ちょっとだけ得した気分になりました。Wikipediaによれば続編が2作もあるみたいなので他の人が見れば他にもみどころがあるのかもしれません。俺は見ないけどね。