このレビューはネタバレを含みます
全体的には、いたって普通なアメコミ映画といった印象。
"グリーン・ランタン・コァ"が様々な姿の宇宙人によって構成された組織なので、ビジュアル的なバラエティは楽しめるけど、主人公がヒーローになる過程がメインなので、ヒーローとしての活躍は後半まであんまりない感じ。
むしろ先輩ヒーローのしごきにあったりして「俺向きでないよ、この仕事」と思い悩む姿のそれは、ヒーローというよりはすこぶる会社員っぽいが、まあそこはこの世界観の特徴かな。
主人公たちの扱うパワーの源は"意志の力"。
それを指輪の力で具現化するわけだけど、その"何でも出せる指輪"を使ったアクションはなかなか面白い。
重火器を出したり車や航空機を出したり、個人の超能力ではなく指輪の力でできるところが、自分たちに近しいヒーローと感じられるところ。
ただ逆に、敵は星を滅ぼさんとするような巨大な相手なのに、舞台が地球でしかも主人公一人で倒してと…どうもデカい話なのかローカルな話なのか微妙な線なのが気になった。
他のグリーン・ランタンの仲間たちと共闘して倒したというならともかくね。