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愛と死の間でのSPNminacoのレビュー・感想・評価

愛と死の間で(1991年製作の映画)
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ケネス・ブラナーによるヒッチコック・オマージュというかパスティーシュ。当時の妻エマ・トンプソンをファムファタルに、『ダイヤルM』から『めまい』『白い恐怖』『レベッカ』『サイコ』などなど全部盛り。音楽もバーナード・ハーマンそっくり。
モノクロのクラシックなメロドラマと現代ロマコメ、殺人ミステリーと輪廻転生する愛、オカルトとロマンティックの掛け算にどんでん返しと盛り沢山(昔観たオチを忘れてたが、まあ今だと驚かないよね)。ハサミを使った恐怖演出はフェティッシュでグロさもあるけど、若きブラナーはデ・パルマほどチープな悪趣味にはならず。しかしブラナーは他にもミュージカル映画、アメコミ、ポアロ、もちろんシェイクスピアと自分の趣味ばかり映画にしてて羨ましいな!
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