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コシュ・バ・コシュ/恋はロープウェイに乗ってのsonozyのレビュー・感想・評価

4.0
チュルパン・ハマートヴァちゃんに魅せられた『ルナ・パパ』のバフティヤル・フドイナザーロフ監督作。
原題のKOSH BA KOSHは、タジク語の賭博用語で"勝負なし/あいこ"の意味だそう。
タジキスタン/ロシア/スイス/ドイツ/日本と、多国籍が関わった作品みたいです。

内戦中で砲撃音が日常的なタジキスタンの町。
路上でサイコロ賭博に興じる男たち。若いダレルは使いっ走りから巻き上げた金で参加し、おっちゃんドナイはすっからかんなのに全財産を賭ける!とバカ丸出しで挑み、結局負ける。

そんな時、ドナイのもとに、母と暮らすモスクワから帰ってきた美しい娘ミラ。

そこへ賭博仲間がやってきて、無一文のドナイの財産と言えばこの娘をいただくしかないと言い出しモメる隙にダレルは2人で逃げようとミラを連れ出し、関係を持つ。

ダレルは小さなロープウェイの操縦士。(このロープウェイがおんぼろで最高なんです。笑)
ということで、二人のデートはロープウェイの簡易施設内や、ロープウェイの中。

タジキスタン、もちろん行った事も、どんな国かも知りませんが、『ルナ・パパ』も当作も、なんともプリミティブでほっこりします。
VHSビデオで見たので、もうちょい良画質で見たいなぁ。。

2015年8月 ユーロスペースで限定上映されたようで、そのチラシがここにありました。
http://www.eurospace.co.jp/uploadfile/master/000019.pdf
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