佐藤でした

俺たちフィギュアスケーターの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

3.0
大富豪の養父の元で幼い頃から英才教育を受けてきた美青年ジミー(ジョン・ヘダー)と、アダルトかつ破天荒なパフォーマンスで観客を沸かせるチャズ(ウィル・フェレル)は、互いにスター選手でありながら犬猿の仲だった。
世界選手権で同点1位を獲得した2人は、壇上でとうとう乱闘騒ぎを起こしてしまい、金メダル剥奪とスケート界からの永久追放処分を受けてしまう。
しかし3年半後、協会のルールブックに寄ると「追放された部門には復帰できない」が、逆に言えば「追放されていない部門、つまりペア部門」には出場できることに気が付く。スケートに未練たらたらの男2人は、苦肉の策でペアを組むことに…。

汗と涙の王道スポ根 × 邪魔者に行く手を阻まれドタバタする王道コメディ ∴ 至って真面目な顔でお送りするおバカ映画!でした。

あまり笑いのツボは合わなかったけど、やけに詳細な小ネタが印象に残る。
チャズの髪がサラッサラな理由が、違法捕獲のクジラの骨を使って空気抵抗なども考慮して年に11本のみ生産されるという「ヘアブラシ(箱入り)」を使用しているとか。フフッと来るボディブローな笑いが多かった。

2人はペアを組んで練習することになっても、長年培ったライバル心がなかなか消えません。晴れの舞台で「返り咲きたい!」という同じ目標があっても拭い切れない嫌悪感。

顔が気持ち悪いなぁとか、股間が近いなぁとか、存在がそもそもイラッとくるなぁとか、複雑な面持ちでターンしたりリフトしたりするシュールさは必見です。

あとあれも笑ったなぁ。ジミーの大切な彼女とチャズの浮気現場を目撃されて「彼女のオッパイと軽く握手してただけだから!」って。他で聞いたことないわそんな言い訳。

…さてさて、ジミーとチャズは、
観客をあっと驚かせる空前絶後の大技を成功させられるのか?!
そして夢だった金メダルは獲れるのか?!
っていうか無事に、大会に出場できるのか?!
佐藤でした

佐藤でした