玻璃

風と共に去りぬの玻璃のレビュー・感想・評価

風と共に去りぬ(1939年製作の映画)
3.9
✍️課題として鑑賞


南北戦争、自立した女性の生き様、色んな角度から見ることができる映画だと思う。

南部人であるスカーレットの視点で物語が進むため、歴史を詳しく知らずに見ると戦争によって様々なものを失ってしまったスカーレット(南部側の人間)に同情し、どうしても北部が悪いように見えてしまうが、北部には北部の主張があるわけで。
物事には必ず二つの側面があり、片方を見ただけで善悪の判断をつけることは不可能だということを考えさせられる。

自分の美しさを自覚しており、それを利用して蝶のように自由奔放に飛び回る少女時代のスカーレットには、正直「嫌な女だな」という感想を抱いてしまうけど、彼女のその強かさは戦後を生き抜くためには必要な力となる。ここでも二つの側面のようなものを考えさせられて面白い。
玻璃

玻璃