玻璃さんの映画レビュー・感想・評価

玻璃

玻璃

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

予告の世界観やポスタービジュアルを見て気になっていた作品だったけど、グロ耐性がないのと性描写が多いという口コミを見て不安に思いながら鑑賞...
しかし見てよかったと心から思った!

衣装やセットが美し
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.8

ディズニー作品を映画館で見るのは、もしかしたら初めてだったかもしれない。
コアなファンというほどではないけれど、それなりに色んな作品を見てきていて、好きな作品もあって。でも涙するほど感動する、といった
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キリエのうた(2023年製作の映画)

4.3

これは本当に、映画館で見るべき作品だった。見てよかった。
心が震えるってこういうことを言うんだと、スクリーンを目の前にして思った。
大きすぎる感情を全身に浴びた気分だった。

事前に小説を読んである程
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

5.0

ポスターの暗めな雰囲気からなんとなく手を出せずにいたけど、見てみたらものすごく刺さった。見終わって1週間くらい経っても余韻が残っていて、毎日YEN TOWN BANDのアルバムを聞いている。

ホラー
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.3

📄授業で鑑賞

ストーリーは痛快なサクセスストーリーといった感じで特に刺さるものがあるわけではなかったけど、とにかくナンバーが最高すぎて大興奮!
ゴージャスで、女性の美しさ、エネルギーが爆発していて、
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.9

✍️課題として鑑賞


南北戦争、自立した女性の生き様、色んな角度から見ることができる映画だと思う。

南部人であるスカーレットの視点で物語が進むため、歴史を詳しく知らずに見ると戦争によって様々なもの
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

-

父の付き添いで鑑賞。

台詞回しや女子大生の孫の描き方など、違和感を感じるところが多くて私には全く刺さらなかったけど、60代の父には刺さったらしく泣けてきたと言っていたので、結婚、子育て、管理職、親と
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告白(2010年製作の映画)

4.7

やられたらやり返す精神で対峙しなければどうにもならないことは世の中に沢山あるわけで。守られる存在である未成年と、子供を導くべき存在である大人という、本来ならば有り得ないはずの対立構造を描きながらも、綺>>続きを読む

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ついに見てしまった.....
ネットで色々情報見て想像していたよりは直接的な表現が少なくてほっとしたけど、それでもやっぱり火傷のようなヒリヒリする痛みはずっとある。何か大きく事が動くわけでもなく、続く
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

5.0

原作は読んでいないものの上原ひろみさんが参加されているということでずっと気になってはいて、良い評判も沢山聞くから久しぶりに映画館へ足を運びました。
想像以上に心を揺さぶられて、これは映画館で見て本当に
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ヴィレッジ(2023年製作の映画)

-

実際に存在していそうな、というか、知らないだけで恐らく現実に存在しているだろうと思わされる生々しさ。まるで生き地獄。
特に親の呪縛からはどう足掻いても抜け出せないという現実を突きつけられる。
逃げたく
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花とアリス(2004年製作の映画)

4.8

なんてことない、二人の少女の日常を描いた物語。そこに嘘から始まる三角関係?がスパイスとなっていて面白い。
ノスタルジックな雰囲気が癖になる。

花と宮本先輩の関係、アリスと両親の関係、そして花とアリス
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

良家のお嬢様である華子の生活と一般庶民である美紀の生活が第一幕と第二幕としてくっきり分けて描かれているから、尚更知らない世界を垣間見た気持ちになった。

ただ、東京に生まれ育った人と地方で育った人の根
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きみの瞳(め)が問いかけている(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

バッドエンドというか、離れ離れになったまま終わるのかなと思ったけどちゃんと幸せになれてよかった。

ツッコミどころも多々あってストーリーにはそこまで魅力を感じなかったけど、吉高由里子さんの盲目の演技に
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かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.5

特別なことは何も起こらないけど不思議と退屈しない、良い映画だった。
よく考えたら、そもそもフィンランドで日本人が一人、何にも縛られることなく気ままに食堂を営んでいる時点でもう特別な物語なのかも。

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エノーラ・ホームズの事件簿2(2022年製作の映画)

4.3

前作はエノーラの冒険譚のような感じが強かったけれど、今作はミステリー要素が盛りだくさんになっていてドキドキハラハラさせられた!これぞエノーラ・ホームズ!!
原作を読んでいた頃、花言葉などを元に暗号を解
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ライフ・イズ・ビューティフル(1997年製作の映画)

-

✍️授業にて鑑賞


戦争映画だけど、チャップリンの『独裁者』と同じくコメディチックで明るい表現がなされている作品だと紹介され、事前情報は全くなしで鑑賞。
前半は陽気な主人公グイドのラブコメディといっ
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独裁者(1940年製作の映画)

-

✍️授業にて鑑賞


自分の中で戦争映画といえば重々しくて陰鬱なイメージがあったから、戦争やユダヤ人迫害という非常にデリケートなテーマを扱っているのにコメディチックな表現がふんだんに使われていることに
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サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

-

✍️ゼミ課題として鑑賞。

マリアが生き生きと歌う姿は見ていて気持ちいいし、大佐や子供たちの心が音楽によって溶かされていく様子には音楽の素晴らしさをあらためて感じさせられる。
「私のお気に入り」が特に
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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

4.0

「君の名は。」や「言の葉の庭」は好きだったのに前作はあまり好きじゃなかったこともあって、今作は映画館に見に行くつもりはなかったのだけど....
予告で聞いた松村北斗くんの声があまりに良くて映画館へ。
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さくら(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

あたたかい家族の愛の話かと思いきや、予想外にドロドロと重たい話で驚いた。
結構精神的にくる作品。

この1本だけで家族・性・同性愛・差別・兄妹愛などなど、色んなテーマが描かれているのがすごい。珍しい作
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