広島カップ

ライトスタッフの広島カップのレビュー・感想・評価

ライトスタッフ(1983年製作の映画)
4.0
マーキュリー計画とは鼻髭生やして海老反りになってシャウトすることではなく、1958〜1963年に行われたアメリカ初の有人宇宙飛行計画のこと。当時の大国ソ連との間で宇宙開発競争が開始された。マーキュリーセブンといわれる七人のアメリカ初の宇宙飛行士によって都合6回の宇宙飛行が行われた。宇宙船の総重量を減らすために体重の軽い(ライト)スタッフが選抜された(うそ)。本作はその実話に基づく物語。

その米ソによる宇宙開発競争の様子がよく描かれていて、そんな世相のもと彼等は国を背負っていたのだけれど、それ以上に男達がそれぞれ抱いていた空や宇宙に対する憧れがとても良く出ていた。
「男なんてクソッタレね、役に立つクソッタレ」とはその男達の妻の一人が言ったセリフで正にその通り。彼らの仕事は命がけで妻の立場としてはたまったものではないのだけれど、そのクソッタレの男達の心の向かう先は国を背負っている名誉などではなく純粋に空であり宇宙なのだった。

命がけの宇宙飛行や音速飛行に向かう彼らの面構えが実に頼もしく男としては憧れてしまう。妻にクソッタレと言われても構わないと思う。
広島カップ

広島カップ