くずみ

警察官のくずみのレビュー・感想・評価

警察官(1933年製作の映画)
4.0
内田吐夢は「動」の人。その力はサイレント時代に蓄えられたものだったのだな。画面内の移動や視線に持っていかれる感が強い。
お題目に挟まれる、夜の帝都をゆく車群の格好良さと、捜査を逸脱するほどの二人の感情の大きさ。あの疾走。すでに剛腕である。
捜査網→御茶の水橋からのニコライ堂、御茶ノ水駅、聖橋のたたみかけにもグッときた。
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