1927年にアメリカでは『ジャズシンガー』が初のトーキー映画として上映される。
日本では1931年『マダムと女房』が初のトーキー映画。
1938年まではサイレント映画は作られていた。
この『警察…
内田吐夢の新興キネマでの33年作品。サイレント。少年時代に警察官に助けられ、将来は警察官になろうと決意する。交番勤務になった主人公。銀行ギャングに立ち向かうことに。犯人は中学時代の友人だった。カット…
>>続きを読むパンからの警察官のフレームインからグッと来る。バイクを追いかける、署内に入っての横移動とカメラが動き回る。
男たちの友情とプロフェッショナルとの葛藤のドラマも面白いし、中盤、終盤とどちらも追跡劇が凄…
車、バイク、人の動きをしっかりと追いかけている。哲夫が疾走している様を横から照明をあてて追いかけている撮影法?に見覚えがあると思ったら、フジファブリック『夜明けのbeat』のmvにそっくりな箇所があ…
>>続きを読むいつか劇場で見ようと思っていたが我慢できずにYouTubeで見た。冒頭のカットがセット撮影に見えるの不思議(画質悪いせいかもしれないが)。そこから車&オートバイと併走するトラックショット、良い。強盗…
>>続きを読む初戦前吐夢。メロメロのメロドラマ、もといブロブロのブロマンス。親友の拿捕に葛藤して両手で顔を覆った小杉勇を、キャメラが角度を替えて3、4度狙う。あるいはダッチ・アングル。不安を掻き立てる。髪を撫でる…
>>続きを読む内田吐夢は「動」の人。その力はサイレント時代に蓄えられたものだったのだな。画面内の移動や視線に持っていかれる感が強い。
お題目に挟まれる、夜の帝都をゆく車群の格好良さと、捜査を逸脱するほどの二人の感…
間違えなく日本ノワール映画の良作。
警察精神以前に伊丹自身も一人の人間だし、本作に伸し掛かる内容は並大抵の覚悟では務まらないし、人一人に求める決断にしては重すぎる。しかし伊丹が覚悟し決断しなければ解…
超絶傑作。
警察官の社会的意義を伝える国策映画のはずが、警察官とその旧友であり犯人でもある男とのブロマンス映画となっており、限りなく同性愛に近い何かが描かれている。
親友の指紋と犯人が現場に残した指…