くずみ

生きる LIVINGのくずみのレビュー・感想・評価

生きる LIVING(2022年製作の映画)
3.8
1952年クロサワ作品のリメイク。
同僚の眼を通した物語として再構成し、冒頭の効果を含めて過去の寓話らしく理性的にまとめている。選曲も素直。

病への対応や生活習慣は時代や国、宗教で異なるので、万人に受け入れやすい形に切り詰めている。ハンコの溝の掃除や寝押し、帽子への態度に相当する、主人公のいじましいパーソナリティをうかがわせる部分は作っても良かったのでは。

役所がアレなのは万国共通なのか。
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