てるる

ジーパーズ・クリーパーズのてるるのレビュー・感想・評価

ジーパーズ・クリーパーズ(2001年製作の映画)
3.8
「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」など、数々の名作を世に送り出してきたフランシス・フォード・コッポラが製作総指揮を努めたホラー。

今は亡き東京国際ファンタスティック映画祭にて初鑑賞。
何故か凄く気に入ってしまい、普通に公開された時も観に行ったし、DVDも買ったし、今回夏のホラー祭で公開ということでたぶん5、6回目の鑑賞。

禍々しすぎるトラックに追いかけられる序盤からハラハラ。
そして謎の男が何かを地下に投げ入れてるところも不気味。

主人公姉弟の弟が地下に落ちて発見する死体が異常なので、てっきり頭のイカれたシリアルキラーの話かと思いきや、そっちかーい!てなったのが懐かしい。
そういう意味では「アイム・ノット・シリアルキラー」に近いかも。
正体不明のアイツはちょっと口元がプレデターっぽい。

途中で出会う猫好きおばあちゃんの「カカシじゃないね」は相変わらずカッコ良くて、ソコにしびれる憧れるゥだし、姉のほうが車でゴリゴリに轢きまくるシーンとか、何かと女性が強い。

その姉役はこの作品くらいでしか観たことないけど、強めの美人。
弟役は最近も「Mrタスク」で不憫な目にあってたジャスティン・ロング。
この姉弟の喧嘩しながらも本当は仲が良い感じが好き。

後半ちょっと尻すぼみで、それで終わりかい!ってなるし、万人にオススメは出来ないけど、当時としては異色な感じのホラーで楽しかったなぁ。

一応バネ足ジャックとかいう都市伝説が元ネタらしい。
コッポラが何故こんなホラーの製作総指揮しちゃったのか分からないけど、名匠がこういうB級っぽい作品作ってくれるのは嬉しい。

ちなみに続編は「ヒューマンキャッチャー」とかいう謎の別タイトルになってるので気をつけて!
更に今年のシッチェス映画祭日本版で「リターン・オブ・ジーパーズ・クリーパーズ」やってたのに観に行けなかったの残念すぎる😭
てるる

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