きゃん

雨に唄えばのきゃんのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.8
サイレントからトーキーへ移行していく映画界を描いたミュージカル作品。古き良きアメリカ映画。

サイレントで売れっ子だった役者もトーキーになると苦労する。綺麗な女優は声が甲高く、一般人には受け入れられない。声を録音するために大きなマイクを女優の衣装に隠すが雑音が入ってしまったりと上手く声が拾えない。映画界の裏側のドタバタ感が観れて新鮮でおもしろかった。

タップダンスの質の高さに驚いた。キレッキレでかっこ良すぎた。恋の喜びに高揚したジーン・ケリーが雨の中で街中をくるくるしながら雨に唄えばを歌うシーンは素晴らしいの一言。名シーンと言われるだけある。グッドモーニングを歌うシーンも好き。希望に満ちていて、見ているだけで楽しい気分になれる。

歌と踊りだけでも十分楽しめ、ストーリーもおもしろい。元気をもらえて心が温まる作品。
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