つるみん

雨に唄えばのつるみんのレビュー・感想・評価

雨に唄えば(1952年製作の映画)
3.6
【雨の中で踊る姿は小学生】

この映画は何と言っても主演のジーン・ケリーが土砂降りの中で歌い踊るシーンですよね。恐らくこのシーンのみを見た方は多いと思います。僕もそうでした。最初は正直、いい大人があんな土砂降りの中で笑顔で歌って小学生のように水たまりではしゃいでこの人ヤク中なんじゃないかと思っていました。

しかし、やっぱり映画と言うものは一五一十見るものですね。

ですが正直、僕には合いませんでした。ミュージカルは苦手ではないのですがミュージカルならではの強引な展開に不満を感じてしまいました。内容はフランス映画〝アーティスト〟にそっくりです。いわゆるサイレントからトーキーに変わる時代の役者の苦悩。話がしっかり構成されている〝アーティスト〟を先に見てしまった僕は楽しめませんでした。

まぁ何も考えず、歌を素直に聴き、踊りを素直に見るのがこの映画の1番の楽しみ方なのでしょう。
つるみん

つるみん