2009/2/1鑑賞(鑑賞メーターより転載)
ストーリーは単調だが全体的に軽快なテンポで進み、所々でのグダグダなコメディっぽい展開も含めて「いかにも昔のミュージカル映画」という味を出している。それだけなら「ザッツ・エンタテインメント」のワンシーンに切り出される映画でしかなかったかもしれないが、この映画はやっぱり特別であり非凡。あの超有名なシーンに留まらず、パワフルなジーン・ケリーを中心とした面々のダンスと歌は画面の前で寝転がって観ているこちらまで元気をもらって踊りだしそうなほど楽しい。名作の誉れに偽りない、ミュージカル映画の最高峰の一つ。