映画漬廃人伊波興一

父と暮せばの映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

父と暮せば(2004年製作の映画)
3.5
二人芝居が書ければ一人前の劇作家だそうです 黒木和雄「父と暮らせば」

発表するたびに作品評価が結構分かれる黒木和雄監督作品ですが私は案外嫌いでないのです。

「とべない沈黙」から遺作「紙屋悦子の青春」にいたるまで一貫として個性的な映画作家と思います。

生涯で数多くのドラマ、舞台、映画に出演された原田芳雄さんは世界中の俳優陣でも大好きな人ですが一番主演作品が多いのが黒木和雄作品というのも好きな理由のひとつかもしれません。

ともかく久しぶりに宮沢りえと原田芳雄の二人芝居を満喫出来ました。

シナリオライターや劇作家では二人芝居が描ければ一人前と言われるくらい難しいものだそうです。