母と息子。
反抗し、疎ましく思い、憎しみ合い、罵り合い、傷つけ合い、、、それでも、、、愛してる。
「母を愛せない、、でも、愛せないこともできない、、」
単純にして複雑。複雑にして単純な関係。
どこにでもある思春期の親子の喧嘩も、ドランが描くと、かくもキツく感じられるのか。この母親なら仕方ないかな。
感情のぶつけ合いは、やはり最初から凄かったのね。美的なセンスも最初から。
これで現時点での監督作をみんな観ることができた。
止めどない生身での感情のぶつかり合い。そこから溢れでる、愛や憎しみや孤独の彷徨い。それを美的センスの高い音楽や映像で身体全体を使ってキャンバスに描く、、そんな感じがした。
今後が、ますます楽しみだけど、この路線でどこまで行くんだろう?身が持たないのではと、余計な心配 笑。