佐藤でした

X-MEN:ファイナル ディシジョンの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

2.9
今からそれほど遠くない未来。ミュータントを普通の人間にする治療薬“キュア”が開発された。薬で治す?ミュータントが持つ特殊能力は病気なのか? 過激派のマグニートーはそれを猛烈批判、賛同者らと共に立ち上がる。ウルヴァリンたちは人間との全面戦争は避けたいとそれを阻止しようとする中、死んだはずのジーンが現れ…。

いよいよ来た。
人間vsミュータントの世。

組織に属し、チームを組んで力を発揮しているミュータントはいいが、有り余る能力を「制御」することができなければ危険因子にしかならない。
組織に属さない反逆児はどこにでもいるものだが、そんな脅威を野放しにしておけるわけもなく。
必然の人間vsミュータントの構図。そして必然のミュータント殺し“治療薬キュア”の誕生。

…っていう点では興味深く見ていたんだけど、ミュータントそれぞれが抱える「悩み事」がバラバラ過ぎやしませんか。

●サイクロップス→恋わずらい(重症)
●ジーン→二重人格
●ストーム→サイクロップスの尻拭い
●マグニートー→ホモサピエンスへの憤り
●プロフェッサーX→マグニートーへの憤り
●ミスティーク→アバターっぽさ
●ローグ→未だに自分の能力を持て余す
●アイスマン→そのローグを持て余す
●ウルヴァリン→出演時間の少なさ

など。話が散漫だった気がします。
己の地味さを自覚して
100分程で話をまとめた潔さは◎
佐藤でした

佐藤でした