タマル

X-MEN:ファイナル ディシジョンのタマルのレビュー・感想・評価

2.8
サイクロプス死ぬんかい!!
と、怒りに震えた思い出。
以下、レビュー。


一応、3部作ということになっているX-MENシリーズのラストに位置付けられる今作。
どーしても、今作だけあらすじが思い出せなかったので再鑑賞しました。
見直してみてその理由も納得。
今にも書くことを忘れそうなので、ちゃっちゃと書いちゃいます。

まず今作は、ネガティヴな理由により監督交代が起こり、前2作と監督が違います。それに伴いシナリオも変更され、本来登場するはずであったキャラクター達も保留・変更されるという憂き目に遭ってしまったそうです。

恐らく上記した様な経緯が関係していると思うのですが、私は今作からはX-MENのキャラクター達へのこだわりが全く感じられませんでした。

もちろん、私の好きなサイクロプスさんが速攻死んだという個人的な理由もあるのですが、今作は全体的にキャラクターが薄すぎるように思います。
まず、敵キャラが酷すぎる。1人はキャラ被ってるし、1人は明らかに雑魚だし、1人はそんなに居なくてもいい奴だし、ジャガーノートは絶対あんな感じじゃない。
役割も雑なら退場も雑で、製作者のどうでも良さがこちらにも伝わってきます。

味方キャラに関しても、恋愛関係の話にばかり夢中で、ウルヴァリンが全然カッコよく思えんかったし、生徒達の話は分散してしまってどこに集中して良いのかわからなくなってしまいました。
テーマ的にはX-MENの世界に集中しようとしているのは分かるのですが、とにかくキャラクターの多いX-MEN映画で薄いキャラを見せられ続けるのは辛いもんがありました。

でも、ビーストは良かったよ。
ファースト・ジェネレーションのハンクとは絶対に性格違うけど、戦闘し始める時のモードの切り替え方とかが個人的にすごくクる。ジャガーノートとの力比べはぜひ見てみたかったのですが…。

ビーストがいるので、なんやかんや面白かったですよ。恋愛要素をもっと省けば良くなった気がします。
映画X-MENファンとしてはオススメします。
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