安堵霊タラコフスキー

新・高校生ブルースの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

新・高校生ブルース(1970年製作の映画)
4.3
前作ほどの衝撃はなく、むしろ童貞をテーマとしたコメディ調になっているのだけど、裸体のフラッシュバック等の性的妄想や欲情するシーンの描写は実に愉快で、全体的にもマイルドなロマンポルノって趣で実に面白かった

前作みたいに絶句するほどの衝撃が味わえる作品も良いけど、こういう馬鹿らしいけど愛嬌のあるキャラと展開が楽しめる映画っていうのも良いなという気持ちになるし、それでいてそんなコメディ演じるメインの二人が前回悲劇を演じた二人だもんだからほっこりもした

ロマンポルノとかこの頃の性的な映画ってのは俗っぽいところがあるけど独特な味わいがあってちょっと癖になる

しかし水谷豊は未成年の頃からわかりやすいくらい水谷豊で、こんな格好良い高校生が童貞って信じられん