吉良吉影

裏窓の吉良吉影のネタバレレビュー・内容・結末

裏窓(1954年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

ジェフが住む部屋の裏窓から見た景色は人々のありふれた日常が広がっている。そんな一部屋に挙動不審な男を発見。同居していた妻も見当たらず、「もしやこの男が殺したのではないか」と疑念を持つ。この男が殺害を犯したか否かの疑いが続くが、最後に晴れるのかと思いきや謎を残して結末を迎える。「限定的な要素は時に大きなミスリードに繋がる」を具体化したような作品と感じた。
リザとステラが優秀な助手みたいな立ち位置だったが、後半のリスクを冒して証拠を掴みに行く展開が手に汗握った。特にジェフは動けなかったので、最後のソーワルドが部屋に乗り込んできたシーンは緊迫した。絶対的な安全な領域が脅かされる時が一番怖い。

「、、、なんでドア開けっぱなしなんだ」

この作品の唯一のツッコミポイントはプライベート皆無のドア・窓が開けっぱなしであることである。
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