Pepe

裏窓のPepeのレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
4.9
IMDb映画トップ250---40位
隣のアパートの部屋で殺人は起きたのか?

8月13日の今日はサスペンスの神様であるアルフレッド・ヒッチコック監督の誕生日なので彼の監督作の中で
1番好きな「裏窓」のレビューを書かせていただきます!

ヒッチコック様(もう様付けで呼びます)の作品は全て観ましたが、個人的に1番好きな「裏窓」はヒッチコック様のすべてが凝縮された映画だと思います!

映画好き、サスペンス好き、ヒッチコック様好きでこの映画をご覧になっていない方はこれ以上スクロールせずに今すぐ観てください!


この映画の凄いところ①
全編通してほぼ全く主人公の部屋を出ません!脚の骨が折れて部屋から自由に出れない主人公の目を通してストーリーが進んでいくため彼が見えるものしか僕ら観客にも見えないんです!そこを徹底して撮っているところがすごい!
だいたいそういう映画は途中盛り上がりに欠けたりして飽きてしまうんですがヒッチコック様は巧みに緊張感を作って観客にも主人公と同じ量の情報しか与えないので見ていてドキドキします!

この映画の凄いところ②
なんなんですか?
あのグレース・ケリーの美貌は、
多分映画を見ていてここまで誰かに惚れたのは初めてです笑
登場シーンの神々しさ、
ラストなんて可愛くて胸キュンが止まらなかったです笑
映画が進むにつれだんだん冒険好きな女の子に変わっていってもう本当に可愛い笑
でも最後は彼が寝てる隙をついて自分の好きなファッション雑誌読むところとか可愛すぎです笑

この映画の凄いところ③
観ていてわかるようにこの映画1つの大きなスタジオで取られてるわけですが
(ヒッチコック様はインタビューでも環境をコントロールできないロケを嫌っていてスタジオでの撮影を好んでいたのはよく言っていたのですが、ここまで詳細で巨大なスタジオ作ったのは凄いと思います)
窓の外を見ているといろんな住人が住んでいてみんないろんな事情を抱えてる個性豊かな人たち。でもよく見るとこの住人って主人公自身を生き写した住人なんです!
言葉では伝えにくいので是非見てご理解ください笑

この映画の凄いところ④
濃厚なストーリー、キャラクター設定、演出、脚本、カット、編集全てにおいて最近の映画よりも卓越してるこの映画。映画サイトIMDbのトップ250にも40位で入ってるこの映画、語っても仕方ないので観てください!
古い映画は苦手という人は苦手かもしれないですが絶対に面白いです!

とにかく見てください!
Pepe

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