Pepe

アンカット・ダイヤモンドのPepeのレビュー・感想・評価

アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)
4.3
アークライト・ハリウッドにて鑑賞

今年のアカデミー賞で見過ごされた傑作

この作品で証明されたのは
アダム・サンドラーは素晴らしい監督の元なら名演のできるカメレオン俳優
本職は芸人のアダム・サンドラーは確かに数多くの低脳なコメディ映画に多数出演してますが数年に一度、名のある監督の元、記憶に残るパフォーマンスをしています

ノア・バームバッグ監督作
『マイヤーウィッツ家の人々 (改訂版)』

ポール・トーマス・アンダーソン監督作
『パンチドランク・ラブ』(超オススメ)

2作がその例です。

そしてこの作品で証明されました。
彼は素晴らしい俳優であり
今年のアカデミー主演男優賞に選ばれるに値する演技でした。

A24信者の僕ですが
今年は本当にA24の作品が本当に素晴らしくアカデミー賞には完全に裏切られました。(まぁここ数年アカデミー賞は酷いですが笑)

作品としてはサフディ兄弟監督の作品『Good Time』の様に
アドレナリン大放出で
ストレスレベルもマックスになる映画で
一息つかせない映画です。

あらすじは…
(盗んできましたが…)

ニューヨークのカリスマ的で金持ちとして有名な宝石商のハワード・ラトナーは、常に次なる成功を待ち望んでいた。ある日、彼の顧客やガールフレンドから商品を盗まれてしまう。窃盗されたことにより借金を抱えてしまった彼は、返済のためにあらゆる面で危険な行為に手を染め出してしまう。

この映画の特徴は
ペースです。
映画にとってとにかく大事なペース。
全く関係のない映画ですが
例えば『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』はかなりペースの悪い映画で、あの映画も編集によってはもっといい映画になるでしょう。

この作品はとにかくペースが素晴らしく
また、巨匠ダリウス・コンジ撮影監督のカメラワーク、ライティングは見ものです!
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