チキン女郎

裏窓のチキン女郎のレビュー・感想・評価

裏窓(1954年製作の映画)
3.6

ストーリーの内容は大した事はないけど、発想と演出が秀逸ですね。誰しもふと窓から見えた人や物が気になって見続ける事一度はあると思うんですが、この映画ではその好奇心を上手く突いてるんですよね。
容疑者の部屋を映すだけでなく、他の住人の生活やストーリーを映すのも箸休め要素になって飽きさせません。またこの映画はBGMを使わず、住人のピアノの音や騒音、車の音など生活音を使っているのがいい味出してるし計算されているのが分かります。
後グレース・ケリーの気品のある美しさが際立ってますね。仕草の一つ一つが優雅で美しい!出てきた瞬間思わず「むっちゃ綺麗!!」って口から出たくらいですよ。この美しさは芸術作品や!