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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国のmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

3.5
製作総指揮ジョージ・ルーカス、監督スティーヴン・スピルバーグが手を組んだハリソン・フォード主演の冒険活劇シリーズ第4作。
音楽はジョン・ウィリアムズ。
原題: Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull (2008)

冷戦時代の1957年、マッカーシズムが吹き荒れるアメリカ。
共産主義者のレッテルを貼られ休職処分を受けた考古学者で冒険家のインディアナ・ジョーンズは、クリスタル・スカル(水晶でできた髑髏)を巡り、南米ペルーへ飛び、精神兵器として利用しようとする旧ソ連と争奪戦を繰り広げる。

登場人物~
・"ジョーンジー"/インディアナ・ジョーンズ/ヘンリー・ジョーンズ Jr.(ハリソン・フォード):主人公。
・マット(シャイア・ラブーフ):バイク好きの若者。学校中退。インディの相棒役。
・マリオン( カレン・アレン):第1作のヒロイン。マットの母親。息子を通し、ペルーからインディに助けを求める。
・"オックス"教授( ジョン・ハート):シカゴ大学時代の旧友。マリオンがオックスの手紙を息子に託す。
・大学の学部長 (ジム・ブロードベント)
・"マック"(レイ・ウィンストン):英国元MI6の諜報員。
・イリーナ・スパルコ( ケイト・ブランシェット):ソ連軍の大佐でKGBの諜報員。スターリンの秘蔵っ子の学者。旧ソ連(ウクライナ東部)出身。
・ドフチェンコ(イゴール・ジジキン):スパルコの部下。軍人でKGBの諜報員。

・ミーア・キャット
・核実験
・ナスカの地上絵
・アトケー(エル・ドラド、黄金郷)
・征服者オレリャーナ
・ターザンと猿
・軍隊アリ
・滝
・時限をこえた生命体

「俺は資本主義者だ。金で動く」

「政府はスープの中にさえ共産主義者を見つけ出させようとしている」
" The government's got us seeing Communists in our soup."

「よい考古学者になりたいのなら、図書館から外に出るんだ!」
"If you want to be a good archaeologist... you've got to get out of the library!"

「あんた、大学の教授だよな?
時々だがな」
"You're a teacher?
Part-time."

「彼らの宝物は、黄金じゃなくて知識のことだったんだ。知識が彼らの宝物だったんだ」
" But their treasure wasn't gold. It was knowledge. Knowledge was their treasure."

冒頭、エルヴィス・プレスリーの「ハウンド・ドッグ」をバックに映画は始まります。
今回もハリソン・フォードの面白い会話が楽しめる。
ケイト・ブランシェットは黒髪のボブカットで登場。ロシア訛りの英語を大げさに使い、楽しそうに悪役を演じている。
最大の見せ場はハリソン・フォードたちが乗った車とケイト・ブランシェットの旧ソ連軍が乗った軍用車が猛スピードで並行しながらクリスタル・スカルを奪いあう場面。
原点に戻って主人公たちが武器(銃)を使わず体だけで戦う。ハラハラ・ドキドキ連続の冒険活劇として結構楽しめます。
現地人らしき人たちや時限を超えた生命体の描かれ方に疑問がない訳ではないが、SFやE.T.好きな映画作家たちのご愛敬としましょう。
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