なんちゃって社長

細雪 ささめゆきのなんちゃって社長のレビュー・感想・評価

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)
4.2
☆神保町シアター「女優 佐久間良子」の一本。特集内では最後期の作品。
☆今年度、姉妹ものでいうと「女の暦」が絶品でしたが、こちらも良かった!!組合せは色々だったけど、二人芝居が特に。
☆思い出せば、全員と二人芝居で絡むのは、佐久間さんだけかな?という事で、クレジットも一番最初で主役って事ですね。
☆官能的なシーン、思い出すままに。化粧台で鏡をみながら、長襦袢の肩口と背中を少しはだけて、白粉をまぶす佐久間さん。その素肌に顔を寄せる古手川さん。雑誌をパラパラ見ながら、寝そべって足の爪をこいさん(古手川さん)に切ってもらっている吉永さん。それを見てしまった石坂さん。素足はほとんど見えませんが。見られたことに動揺しない吉永さん。明るい時間に浴室の戸を開け放って湯船に浸かる古手川さん。胸の谷間。
☆大女優もさる事ながら、男二人(石坂&伊丹)が素晴らしい!伊丹さんの船場言葉いけてましたよね!衣装も女性陣の着物の質感や音!に負けないくらい、男二人のスーツ姿の美しさ(桂小米朝も!)。
☆二人以外も男性陣の配役がチャレンジングだけど的得ている、と思う。