細雪 ささめゆきの作品情報・感想・評価・動画配信

「細雪 ささめゆき」に投稿された感想・評価

風神

風神の感想・評価

2.6
何故か映画館で観ました。

市川崑監督で岸惠子さんだと
金田一耕助シリーズのイメージですが。

元プロ野球選手の
江本孟紀さんが出てたのは
驚きました!
ばま

ばまの感想・評価

4.5
京都に帰省してるから、京都の映画を見よう企画!

平野神社あたりを車で通った時、母が
「原谷ってここやで。四姉妹の映画でお花見しはるとこ」って説明されて、調べたらこの映画でした。

原作は、谷崎潤一郎の小説『細雪』
小説では原谷での花見。
映画を撮影の際、ロケハンしたらまだ桜が咲いてなくて、映画版では嵐山になってるそうです。
渡月橋が写ってた。

吉永小百合が可愛い!石坂浩司が男前!
そして古手川祐子って女優さんは知らなかったけど、超かわいい。
カメラマン役で岸辺シロー。若っ!ビックリ。

京都弁が、すっごい京都弁で、
友近とゆりやんレトリィバーのコントかな?
と思うくらいの京都やった。笑

でも実はこれって、大阪・船場の財閥の話なのよね。
めちゃめちゃ京都弁どすけど?
全然、大阪弁じゃないけど?


最初の花見のシーンで、
「雨も上がったしそろそろ花見いこうやぁ」
ってセリフに対して、隣で見てた母が
『今、料理もってくる言わはったやないの』
『食べてからゆっくり花見したらええやないの』
ってツッコんだの笑った。


十三回忌と十七回忌を一緒にするとか、
先週我が家でも話してた内容とまるっきし一緒で笑う。
2年早いのは早すぎるやろ、と母はツッコんでました。

お見合いばっかしてて、着物がまぁー綺麗で可愛くて、
ワンピースも可愛くて、服だけ見てても楽しい。
法事で紫の色紋付って超おしゃれやなぁ。
かっこいいなぁー洒落てるなぁー素敵すぎるな。

四姉妹が、それぞれ雪子、妙子とか名前とは別に
呼び名(なかあんちゃん、きあんちゃん)ってのがあるから、慣れるまでのが1時間くらいは
頭がこんがらがってた。笑
(船場言葉で、こいさん、いとさんって言うのよねぇー)


お姉ちゃんと妹2人で着物を選んでて、
“息を吸ったら帯がキューキュー鳴る” ってシーンが特にお気に入り!!可愛い!爆笑www

古い映画やけど、全然廃れてなくてめちゃくちゃ面白かったし、四季の風景が美しくて素晴らしい。

NHKで『平成細雪』ってドラマもやってたみたいで、U-NEXTで続けて観たけど
基本ストーリーは同じで、現代版にアレンジされてる感じ。
元の映画『細雪』で分からなかった表現とかが
『平成細雪』の方で理解できて、
この見方はなかなかいいなって思った。
邦画で超絶滅危惧種の、文芸大作。
今や作る資金も、作れる監督も、演れる役者もいない。
簡単に映画で金儲けできることに気づいたテレビ局とそれと組んだ東宝の罪は重い。
かろうじて三女に松たか子くらいが思いつく。
今こそ大スクリーンで浸りたい。
まあ、その大スクリーン自体もすでにないのだが。
GANO

GANOの感想・評価

-
非常に綺麗で繊細な描写だった。名家のしきたりにそれぞれが苦しんでいる前半より、離れ離れでもそれぞれの道を行く終盤の方がよっぽど姉妹だった。形式じゃなく想像し思いやるのが家族なんだな
kasa51

kasa51の感想・評価

-
思いの外おもしろかった。
市川崑に抑制された吉永小百合が美しい。
上原ゆかりは今どうしているのか?
悪い映画だとは思わないし、つまらないというわけではない。でも、登場人物に感情移入できなかったし、心が揺さぶられることがあまりなかった。淡々とストーリーが進行して、いつのまにか終わった感じ。映画を見る時間が豊富にある人は見てもいいと思うけど、そうでない人にはお勧めできないかな。他に見るべき映画はたくさんあると思う。

エロシーンとしては、唯一古手川祐子の風呂でのお色気シーンがある。しかしながら、肝心なところは見せないので、エロくはない。グロシーンもないので、家族で余裕で見れます。(再視聴のための個人的メモ)

2020/8/23視聴
藤子

藤子の感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どこかチェーホフの桜の園を思い出させる、刹那主義的な作品。

美しい着物を纏った美人四姉妹が桜の中を歩いていく。このシーンは圧巻で、これが撮りたくて市川崑は監督をやったんじゃないかと思ってしまう。

使われていたあの有名なクラシック音楽は何でしょうか?朱色の夕焼けと枝垂れ桜のシルエットがなんとも妖しくて印象に残ります。

傾きかけた船馬の商家四姉妹は本家やら分家やら封建的な価値観を持ち、喧嘩のようなものが絶えません。

吉永小百合扮する三女・雪子は一体何歳なのか分からなかったが、三十歳と知って妙にふに落ちた。原作とはまたすこし違う趣を持った人物設定だそうたが、色んなお見合い相手が出てきて面白い。華族の血筋の方と無事結婚となり安心はするけれど、なんだかうまい話ねぇと他人事のように思えてしまうのは、吉永小百合な人並外れた雰囲気を持っていたからでしょうか。

四女・妙子は嫌な男も経験しながら最後はバーテンダーの家に転がり込み、父の遺してくれた結婚資金は要らないとすっぱりと言う。

長女は東京へ出る決意をする。

次女だけは変わるに変われず、まだその途中と言った感じではあるけれど、それぞれの人生を感じることが出来、日本文化の詰まった古き良き映画だなぁと思いました。
Mana

Manaの感想・評価

3.3
なかなか良かった。
桜が綺麗なので、作り物と知ってちょっとがっかり。

原作よりも韻尾さとか薄暗さとかを消してハッピーエンドこホームドラマにした感じ
映画としては気持ちよく終われて良いと思う


せっかくなので他の細雪と見比べてみたかったのに、他の作品はレンタルや動画配信では入手できなさそうで、どうすれば見ることができるのか分からない…
ペイン

ペインの感想・評価

4.0
“世界のイチコン”改め市川崑監督が1983年に撮った4姉妹映画。

近年の作品でいうと
『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』や『海街diary』のような作品と言えば解りやすいでしょうか。

本作の前にも2作品“細雪”は作られていますが、本作が世界的にも最も評価が高いでしょう。

まず冒頭、オープニングロールでの“絶景”という他ない4姉妹と石坂浩二の5人と共に捉えられた桜の花見シーンの見事さ。決して長くはないこのシーンに市川崑監督は1週間費やしたそう。本当に美しい旋律も相まって涙が出そうになる。


ただ、題材的にこれは『若草物語』もそうなんですが、正直私はあまり美しい四季の風景が織り成す詩的情緒溢れる裕福な人たちの優雅な生活みたいなのには興味はないんです。ただ本作はきらびやかな女優たちのアンサンブルであったり、衣装であったり、1つ1つの描写が突き抜けているのでつい見いってしまう。


そして吉永小百合は、本当に昔から“吉永小百合”だなぁと(笑)彼女が演じる三女の雪子は一見4姉妹の中で一番おとなしく清楚な感じであるが、時折発する一言が鋭く実は一番魔性の女でもある。

ともあれいつの時代も家族や姉妹間の抱える問題は同じ。そりゃ、70年代の荒れたニューヨークとかが写されるような映画の方が好きですけど本作のような清らかな作品もたまには良いなと思いました。
四姉妹の船場文化に対置される近代セクターの体現者たる婿二人の存在感がうまい具合にあり、また、妙子のエピソードを大幅にカットしたのもあって、細雪を語られるときによく言われる「船場文化の崩壊」の悲劇性が緩和されている。寧ろ新しい時代への移り変わりが明るいものとさえ思えて、こういう細雪も好ましい。なお、この映画が大作映画の面目を保てているのは佐久間良子のおかげだと思う。
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