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細雪 ささめゆきのlumiereのレビュー・感想・評価

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)
3.8
海街diaryを観て思い出した細雪です

この物語を2時間程度の映画におさめるのが厳しいんだろうけど、原作の絢爛さを損なうことなく表現しきっているところは、やはりさすが!という感じ

なので、原作と繋げて考えるのではなくて、映画は映画として割り切って観るほうがいいんじゃないかな

映画では雪子の婚活に焦点が当たってて、大きな盛り上がりもないように見えるけど、原作では妙子のポセイドンアドベンチャー並みの水難脱出劇とかあったりして、意外と読み応えあるんだよね

かと思えば、最後のシーンではなぜか雪子の下痢が止まらない、みたいなシーンで終わって、えっ?なんでここで下痢?みたいな終わり方に爆笑するんだけど(笑)

兎にも角にも、映画のラストシーンの雪子に、私は「山猫」のバート・ランカスターのラストシーンの背中をみたね

斜陽の美は哀愁たっぷりだわ
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