lumiere

カビリアの夜のlumiereのレビュー・感想・評価

カビリアの夜(1957年製作の映画)
4.8
どんなに頑張っても底なし沼みたいなひどい仕打ちを受けるカビリア

けれども、それでも生きている限りカビリアは日々の中のちょっとした些細な幸せに微笑むことができる

彼女の最後の微笑に私は心から救われた

いっそのこと殺してくれというカビリアの気持ちもわかるし
ささやかな出来事に微笑むことができるカビリアのこともわかる

私自身の中にもカビリアがいる気がする

あの微笑みがあれば、生きていけるって、力をもらえた
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