トーリ

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャンのトーリのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

良かった。

ポスターのキャッチーな感じ的にコメディ映画と思ってたんだけど、割とシリアス。なんなら終盤切なかったし泣きそうだった。

フランクが詐欺師Gメンになるのはまさかの10代。天才。この才能開花が両親の離婚からきてるのが可哀想。元々人を欺くのに長けてるシーンがあったけど、社会的な罪を犯すほどショッキングな出来事だったんだと思う、親の離婚が。というか思春期真っ只中だし、親以外に拠り所がなかったフランクがこうなってしまったのも周囲が原因でもあるよね。

お父さんLoveっ子フランクくん。お母さんは早々家庭持ってお金もありそうなのに対して父さんが孤独な人生を送るって考えたら何とかしたいって自分でも思う。流石に詐欺師にはならんけど

お父さんの詐欺師魂が引き継がれてる節々伺えてこの子にこの親あり。お父さんも何年税務署とバトってんねん。

フランクの唯一の真実が愛だったのよかった。
でも結局妻には裏切られる(裏切るとて社会的には正しい行為)の世知辛いけどそこに若さが出てるなと思った。

カールとの謎の絆。いいね。彼をお父さんを投影してた所あると思う。クリスマスに電話かけてきたり、寂しさを見透かされてる所とか。カールもフランクのこと気にかけて面倒みてあげたり、フランクの「なんでそこまでするの?」って問いに「子供だからだよ」って答えたり…パパーッてなった。

お父さん最後亡くなってるんだけど、またまた可哀想すぎる。フランクにとって父が全てなところあったから。そして母の家訪れるシーン。怒涛の哀愁畳みかけ。自分だったら心ポッキリ折れちゃう。

デカプリ、流石にイケメンすぎでは?ビジュアルだけじゃなくて演技も上手い。当時20後半?なのに完全に高校生に見える。欧米人って歳より大人っぽく見えるけどデカプリの化け具合すごい。
トムハンクス、途中でフォレスト・ガンプの人やん!と気づいた。雰囲気全然違うの凄い。2人に幸あれ!(雑)
トーリ

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